ふたばで子育てする人のリアルボイス #005│富岡町 Dさん・Hさん夫妻
ふたばで子育てする人のリアルボイス。今回は、富岡町在住のご夫妻にインタビューしました。おふたりとも県外出身で、お仕事を機に富岡町へ転居。はじめての土地でどのように子育てしているのでしょうか。保健師さんとのつながりや地域の資源を活用し、工夫して暮らしている様子が伺えました。ぜひご覧ください。
―今日はよろしくお願いします。現在富岡町にお住いとのことですが、おふたりのご出身はどちらですか。
Hさん(妻):夫が愛知で、私が兵庫の出身です。神奈川で出会い、結婚しました。夫の仕事の転勤がきっかけで、2020年の秋に富岡に来ました。
—おふたりとも、もともと双葉郡、福島に縁があったというわけではないんですね。お子さんと暮らしてみていかがですか。
Dさん(夫):“田舎”という漠然としたイメージがありました。都会の人混みがないので、ラクですね。
Hさん(妻):娘は今5ヶ月(取材当時)になります。妊娠期は出産直前まで両親の家で過ごし、神奈川で出産。それからまもなくして富岡に引っ越しました。
家族構成は、娘と夫と3人暮らし。犬2匹と、ハリネズミ1匹です。
犬種はミックス。ポメとチワワが合わさったポメチーです。双葉郡に来る前から飼っていて、一緒に来ました。
こっちに来てからは町の保健師さんから情報をもらったり、困ったときには連絡するようにしています。
—保健師さんとつながっていらっしゃるんですね。実際に引っ越すときに不安だったことはありましたか?
「双葉郡」という場所については特に気になるところはなかったです。不安もあるけど、大丈夫なんじゃないかという気持ちでしたね。どちらかというと、娘が生まれてすぐでまだ小さかったので、双葉郡に連れてくるための車移動が心配でした。犬もいるしハリネズミも一緒だし。
それに私は出産が初めてで、授乳間隔が短く頻回だということも分からず、生まれてきた赤ちゃんがあんなに弱弱しいとも思わなくて……。産後もとてもしんどかったし、簡単だと思っていたことが、全然簡単じゃなかった。
―引越した後はどうでしたか?
Hさん(妻):乳腺炎になったときは辛かったですね。夜に胸の痛みと高熱が出ていたので、朝イチで保健師さんに電話をして相談しました。コロナ禍での発熱のため、病院を受診するのに検査する必要がありました。いわき市内の婦人科で診療を受けることができたのが夕方5時、助産師さんに処置いただいた時には6時半頃になっていて、クタクタになりました。
熱が出ていた夜に、しんどくて隣で寝ていた夫に声をかけたものの、寝ぼけまなこで「大丈夫、大丈夫」と優しくからだをさすられたことは、今では笑い話です。
―乳腺炎はつらいですよね、大変でしたね。お子さんの病院はどうしていますか。
Hさん(妻):かかりつけ医としていわき市の病院を利用しています。「緊急の時には様子をみて救急車を利用することも考えていい」と保健師さんにお話しいただいています。
富岡町内には小児科がなくて、いざというときにどうしたらいいかとか不安でした。でも、ちょっとした娘の変化とかそういうのを相談できる人はいる方がいいかと思い始めて、保健師さんに少しずつお話して頼るようになりました。
それから、いわきの助産院も利用しています。娘は生まれてすぐ哺乳不全で何も飲めず、体重が減っちゃって。GCU(新生児回復室)に入院したこともあったので、富岡に来てからはいわき市のこみゅーんさん(特定非営利活動法人 Commune with 助産師)につながって、めちゃくちゃ頼っています。
生後6ヶ月までは体重の推移を見てもらったり、乳腺炎の時には富岡に来ていただいたり、いわきの助産院に行って日帰りケアを利用しました。富岡では、ケアにかかる料金も負担してもらえます(※1)。
―そのほかに、子育てする上での不便や困ったことはありますか?
Hさん(妻):使っているオムツが、町内のドラッグストアでは扱っていないくらいかな。
Dさん(夫):子ども用品に限らずネットで購入したりすることが多いので、そのへんはあまり不便には感じていません。
—お子さんとは普段どのように過ごしていますか。
Hさん(妻):朝はゆっくり起床して、天気が良い日は外を散歩しています。桜の時期には、町のこども園前の桜並木がきれいなので、そこに出かけたり支援センターに行ったり。夫が休みの時は図書館まで散歩することもあります。
Dさん(夫):私が隔週で土曜出勤もあるので、土日続けてお休みの時にはいわきに出かけて、日曜のみお休みのときには町内で過ごすことが多いです。
Hさん(妻):生後5ヶ月に入る頃に、離乳食をはじめました。大人がご飯を食べているのを見て口をチュパチュパさせていたので、食べることへの興味があるのかなと思ってスタートして、順調に進めています。
Dさん(夫):はじめてのものを食べたときに眉を“八の字”にするのが可愛いです。
Hさん(妻):スキンシップが好きで、夫が高い高いするのを喜んだり。ただ、これからどんどん成長して大きくなって、自分がいらなくなるのが少しさみしい。今のように子育てに慣れる前は純粋に“可愛い”と思える瞬間が少なかったから、とくに……。
―聞いていたら一日中、育児漬けの日々という感じですが、今一番楽しい時間はありますか?
今は、娘が寝た後の自分時間に映画を鑑賞しています。私自身、夜に熟睡できないこともあって、好きな映画を3,4本見ちゃうときもあるくらいです。でも、寝れるなら寝たほうがいいです! 疲れもたまるので(笑)
―寝たいですよね(笑) 隙間時間をうまく活用して、体をケアしてくださいね!
本日はありがとうございました!
(※1)富岡町産後ケア事業 について
富岡町の子育てに関するお役立ち情報はこちら
取材日:2021年4月
文:コトハナ編集部
イラスト:KUMA DESIGN WORKS