公開日:2023-06-28 最終更新日:2023-06-29

双葉町で初夏を楽しむイベント開催! 子連れ目線で町のスポットをご案内

福島第一原子力発電所事故により全町避難が続いていた双葉町。2022年夏に、JR双葉駅を中心とするエリア(広さ5.5平方km/町全体のおよそ15%)の避難指示が解除されました。これにより、11年半ぶりに住民が居住できるようになりました。

先行して、2020年春にはJR常磐線の全線運転再開に伴い双葉駅の利用が再開、同年秋には「東日本大震災・原子力災害伝承館」、「双葉町産業交流センター」が開館しています。

双葉町産業交流センター外観
▲ 双葉町産業交流センター。通称 F-BICC(エフ・ビック)。

暮らしの復興が進む双葉町。決しておおくはありませんが町内には子育て世帯も住まい、子どもの姿が町にもどってきたことを、地域の方々はあたたかく見守っています。

そんな双葉町で今週末、子どもたちを対象にしたイベントが企画されています。ぜひこの機会に、双葉町で家族時間を過ごしてみませんか。

この記事ではイベント情報のほか、”子連れ目線”で町のスポットをご案内します。

7月1日(土)開催! 七夕&ミニ縁日イベント

七夕飾り作りワークショップ&ミニ縁日

開催日時 2023年7月1日(土)10:00〜15:00

開催場所 双葉町産業交流センター F-BICC(双葉町中野高田1番地1

体験料金 無料

お楽しみ企画① ミニ縁日
射的・水ヨーヨー釣り・ボールすくい が楽しめます。七夕飾り作りワークショップに参加すると【えんにち券】を受け取ることができます。

お楽しみ企画② 七夕飾り作りワークショップ
7月7日は七夕。短冊に願い事を書いたり、七夕飾りを自由に作れるコーナーを用意してお待ちしております。
季節のイベントを子どもと体験できるのって嬉しいですよね。館内には短冊を吊るす大きな笹竹も出現。子どもたちと一緒に七夕気分を味わいましょう。

▲ イベントチラシ

当日は交流センター内に授乳・オムツ替えスペースも用意いたします。ちいさなお子さんがいらっしゃる方も、安心してお出かけください。

さらには、「F-BICCを子育て世帯の方に利用してもらえる/利用しやすい施設にしていきたい!」との思いから、2Fの休憩室(和室)を、当日はキッズスペースとして開放予定。おもちゃ・絵本をご用意して皆さんをお迎えします。

▲ 2F休憩室。ガラス張りで開放感のあるお部屋です。

双葉町産業交流センターって実はこんなところ!

そもそもイベントの会場になっている「双葉町産業交流センター(F-BICC/エフ・ビッグ)ってどんなところ?」「普段も、子どもを連れて入っていいのかな」と疑問をもつ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

F-BICCは、貸し会議室や貸事務所のほかフードコートやレストラン、お土産物店などの商業施設もあります。

館内は子ども連れでも気兼ねなく利用できます。

飲食店は、定食・丼もの・麺類・そしてファストフード(サンドイッチにハンバーガーも!)とバリエーションがあり、お子さんにハマるものがきっと見つかるはず。

さらに、建物の全面に広がる芝生エリアがとっても気持ちいいのです。

▲ F-BICCに隣接する伝承館の芝生エリア。地平線の先には太平洋。

晴れた日にはここをお散歩したり、シートを敷いてご飯を食べたり……。楽しみ方のアイデアは無限大です。

七夕飾り作りワークショップに参加するともらえるシャボン玉をここで飛ばしたら、きれいでしょうね。子どもも大人も大興奮間違いなしです。芝生エリアでのお気に入りの過ごし方を見つけたら、ぜひコトハナ編集部に教えてください!

いかがでしょう。これまでは通過するばかりだった双葉町に、降り立ってみたくなってきましたか?

ママスタッフおすすめ!双葉町に来たらここにも寄ってみて

お子さん連れの方におすすめしたい双葉町のスポットはこちら。2023年春にオープンした「Fukushima Futaba KEY’S CAFÉ(キーズカフェ)」。

▲ Fukushima Futaba KEY’S CAFÉ

こちらは「フタバスーパーゼロミル(双葉町中野舘ノ内1-1)」1Fにあります。建物全体が明るく広々としており、気分も晴れるよう。

訪れてみてまず驚いたのは、小上がりになったスペースがあること。子ども連れ、とくに低年齢のお子さんが一緒の場合には嬉しいですよね。

テーブル席用に、子ども用椅子も十分に用意されていました。

▲ 広々としたカフェスペースと館内。

子育てに日々奮闘するお父さん・お母さんに嬉しいコーヒーが美味しいことはもちろん、ドリンク・フードメニューがとっても豊富。福島県産の桃・しらすをふんだんに使用したメニューもありました。

コトハナ編集部スタッフが 6歳・3歳の子どもたちと同カフェに訪れた際は、スフレパンケーキ(プレーン)をそれぞれ注文。ほんのり甘いふわふわ食感のスイーツに首ったけの様子でした。

子ども連れに嬉しいポイントは、これだけではありません。

ゼロミル館内のトイレ・ナーシングルームがとっても充実しているのです。

オムツがはずれているのに「外出先の一般トイレでは便座が大きすぎて、子どもが使えず苦労した」経験がある方も少なくないはず。オムツ替えスペースはもちろん、子どもが使えるトイレがあるのは貴重です。

このほか、一般トイレにも個室にベビーキープ(乳幼児が座れる椅子)を発見しました。

ゼロミルを運営する「浅野撚糸株式会社」は、撚糸製造・タオル販売を事業とする企業。そのため、館内には撚糸工場・タオルショップもあります。


さて、いかがだったでしょうか。この記事を参考に、週末の家族時間を双葉町で楽しんでいただけたら嬉しいです。

7月1日のイベントへのご来場も、お待ちしております!お誘い合わせの上、ご来場ください!

写真・文/コトハナ編集部


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