公開日:2023-01-31 最終更新日:2024-08-02

【子育てコラム】1歳3ヶ月プレ反抗期スタート? 言っても聞かない…伝わる伝え方の難しさは言葉の難しさではありませんでした

コトハナデザイン担当・KUMAの子育てコラムです。初めての育児は悩みだらけ⁉ アラフォーママは体力も気力も省エネを目指す。「この世界へのおもてなし」を子育てテーマにして、毎日家族みんなが笑えるように、どうおもしろおかしく育児をしていくか、日々奮闘しています!

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娘が1歳3ヶ月になろうしている頃のことです。

この頃、プレ反抗期がスタートしたのか、なかなか言っても聞かないという場面が増えてきました。できることも増え、自分のしたいという気持ちを自分でそう出来るようになってきたのは喜ばしいのですが、今までの接し方ではなかなかに手こずるようになっていました。

スプーンもだんだんと使えるようになり、手も器用になって、物に対してそれはどう使うものなのかを覚え始めてきたようでした。

リモコンを手に取れば、テレビに向ける。

(自分の好きなYouTubeをつけてと催促する)

ヘアブラシを手に取れば、頭になでつける。

(せっかく整えた髪がぐちゃぐちゃ)

物を手にとれば、とりあえず舐める……だった時期から比べたら大成長。

大人の事情な気持ちは飲み込んで、「そうだね! それはそう使うんだよね! ちゃんと知ってるんだねー!」とこちらも大興奮気味に褒めています。

とはいえ、娘にしたらまだまだ世界は知らないものに溢れていて、なんでも手に取ってみたいと興味津々です。

ある時、食事の時に大人が使っていたコースターを見つけて、これはなんだと手に取って、ご飯のお皿のなかに突っ込んでみたり、テーブルに叩きつけたり、食事が進まない時間が始まりました。

「お皿に入れないよ!」「ガンガンしないで!」

と、口うるさくなる私。言えば言うほど、わざとそうする娘。

よく育児のススメで目にする「注意するときは否定語を使わない」というのもなかなかに難しく。なんだか自分の日本語スキルが試されてるような……言葉って難しい……!

娘も、言われていることは少し理解し始めているので、声色を変えて話かける。

「ねぇねぇシャンだよ!(訳:テーブルに置くだよ)」

「そしてねぇ、トンッだよ!(訳:そこにコップを乗せる)」

と擬音語を駆使しお願いしたら、その通りにしてくれた娘!

(おぉ~!)と心の中で感激しました。なるほど、こう言えばやってくれるんだなぁ。

ふと、娘が何気なくコースターにコップを乗せた瞬間、「わぁ、おしゃれー!」と、特に何も考えずに言ったんです。

そしたら、娘が目を輝かせて私の顔を見ました。

もう一度「おしゃれー!」って言ったらニッコニコして拍手をしました!

彼女にしたら、意味は分かってなくても誉め言葉だということは感じたようで、それが嬉しかったのか、次にコップを飲み終えたら、自分からコースターの上に戻すようになりました。

さらに翌日の朝ごはんのときも、コースターを自分の近くに置いて、コップを乗せて、パパにもドヤ顔で見せつけていました。

1回で覚えていたことにもびっくりしました。

言い方ひとつで伝わり方が違うということをまさに体験した出来事でした。

しかも言葉のチョイスということではなくて、発声の仕方のほう。

なるほど、これは使える……!

スーパーに買い物にいくと、彼女にとっては刺激的なことだらけ。

ハロウィンの飾りをみて「あー! うー!」

好きなキャラクターのポスターをみれば「パンマン‼」

興奮すると声が大きくなってしまうもので……

まだこの時期は、欲しい! 買って! ではなくて、とにかく「お母さん! あれ見て! なにアレ! なんかあるよ! おもしろーい!」って感じで声を出していました。

「しずかに!」と言っても当然そうはできません。

私の声の方が大きくなりそうな勢いだったので、気を静めてヒソヒソ声で耳元に話しかけてみました。

「あのさ、娘ちゃんが明日の朝に飲む牛乳を探してみよっか! 牛乳のところにいくまでシーッね!」

(何か楽しそうなことが起こりそうな予感をさせるぐらい大げさに言うのがポイント)

すると、この頃「シーッ!」は真似してできるようになっていた彼女は、

この場面でシーッは使うのか! と思ったらしく、口に手を当ててシーッといいながら、でも顔はワクワクしながら、おとなしく牛乳のところまで抱っこされていてくれました。

いつもと違う声色で、ヒソヒソしゃべってるのを面白いと思ってくれたのか、一時的に興奮を鎮めるには効果がありましたね(笑)

なにかを伝えたいときには、時には何言ってるか分からないぐらいテンション高く、時には聞き取れないぐらいの小声でいうと、意外と聞いてくれる!

私もこの技を習得して、また子育てレベルがアップしたような気持ちになっています。

”伝わる”という結果のための、伝え方。

これからも、彼女が成長するにつれて変えていく必要があるけれど、またその時は一緒に成長していこうと思います。

ではでは、子育て中のパパママのみなさん、今日も育児お疲れ様です。


Profile:フリーのデザイン屋さんをしているKUMAです。コトハナでは冊子・WEBのデザインを担当しています。

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